最近の安心事は、ふなっしーのデビュー曲がバラードではなかったこと。
最近の心配事は、サンタがうっかり中国が最近設定した防空識別圏(笑)に進入して緊急スクランブル食らったせいで、よい子にプレゼントが届かなくならないかということ。
そんな、ものすごくどうでもいいことばかりを考える今日この頃いかがお過ごしでしょうか。 mutaです。
クリスマスといえば、今年も伊達直人が現れるんでしょうか。
間を空けてしまったせいか、次の内容のせいか、イマイチ旅の続きをまとめる気が起きないので今回も別の話です。
HDDの容量が危ういので今更ながら『ガンダムビルドファイターズ』を一気見した。
イロモノかと思ってたけど、おもしろー。
いや、イロモノなのは変わりないのだけど、思っていた以上に面白かった。
内容からして、子供向け+ガンプラの販促かと思っていたけど、むしろガノタがニンマリするマニアック機体が細かく登場するサービスアニメだったもんだから驚いた。 いちおガノタの端くれであるmutaさんでも、細かすぎて名前が出てこない機体なんかも出てくるもんだから、スタッフの遊び心が半端ない。
そんなガノタを喜ばせる演出だけでなく、いちおストーリーも無茶なところはあっても滅裂ではないし、作画も安定して回想・使いまわし・僕のピアノ・・なんてことはないから楽しんで見ることができた。
00以来のガンダムTVアニメがガンプラ話だときいたときは心配だったけれど、見て一安心した。 むしろ、この先どんなMSが登場するのか楽しみなくらいである。
まー、『ガンダム』じゃないけどねー。
(結婚したい)
このところずっとやってる艦これでのやりとり。 一人暮らしのやろうが部屋で一人こんなことやってるんだぜ? どうだキモイだろう!
どうもmutaです。
まだまだ広島旅のネタはあるのだけどなんやかんやで更新していなかったせいですっかり鮮度があれになってしまったので、正直続きを書くべきか悩みどころ。 本当は1~2週間ぐらいで終わらすつもりだったんだけど今更感がいなめんしなあ。
それはもうどこかにおいていくことにして(つまり棚上げ)、久々に普通に日記。
ということで、日曜日。 さあ今週も猿が里山に下りるが様にオタクが千葉まで本を仕入れに行きますよー。
もはや習慣となった買出し。 今日も電車で行くかと思ったところでふと思いつく。
自転車でもいけるんじゃね?
で、実際道と距離を調べてみたら意外と千葉までは近かく、十分に自転車移動圏内だった。 まあそれが普通の人が思う圏内と同じかどうかは自信ないけど、少なくとも広島旅を終えたmutaさんには「近!」とリアクションするほどの距離だったし、旅終了後にちょこちょこ直した自転車を試運転したかったのもあったので、試しに自転車で行ってきた。
だいたい、片道一時間だった。 鈍足のmutaさんでもこんなもんでいけるのだから本当に結構近かったのだなあ。 地理感覚がまったくなかったからいい勉強になりました。 これからは電車ではなく自転車で十分かもしれません。
電車賃かからないしねー。
と思ったけど、千葉に着いてからミスドで一服したので、割と変わらないかもしれない。 どんだけ食ったんだ。
旅の話はまだあるのに、更新が遅れてしまっている。 このままじゃ年越すんじゃねえかと心配しながら今回も自転車旅の話。
今治到着から翌日。 この日は昨日とは反対に広島に戻って、竹原を目指す予定。
といっても、ただ逆走するだけでは間に合わないし、ちょっと面白みに欠けるのでしまなみ海道で大三島まで戻り、そこからフェリーで向かおうと思います。
まずしまなみ海道に合流するために来島海峡大橋を目指す。
昨日通ったときもすごい橋だとびっくりしたが、改めて今治側から、しかも朝方にみると昨日とは違った印象でおもしろい。 こちらからみてもすごい迫力である。
相変わらず長い来島海峡大橋を渡って大島に到着したところで、しまなみ海道からルート変更。 今日は島の西側の海岸線にある道路を通ってみることにした。
それというのも前回も書いたとおり、大島のコースはほぼ内陸。 島の真ん中を突っ切る形のコースとなっているため、せっかくの島だというのに海を眺めることが出来ない。 橋から橋への最短ルートではあるが過程を楽しむのも旅の醍醐味。 ならば島らしく海を眺めて進みたくなるものだ。
で、幸い地図を見た限り、大島は島のほぼ外周に道がある。 遠回りにはなるがそこならば海を眺めつつ伯方を目指すことが出来る。
そういうことでこの日は島の西側を周るようなルートで走ってみることにした。 ええ、景観を楽しむため景観を楽しむため。 別に、海岸沿いなら坂道回避して楽々走れるはずとか打算していませんよ、おそらく。
などと、初めは楽観しながら走っていたが、現実はそう甘くはなかった。
海岸沿いは沿いでも海沿いの崖の上だったでござる。
当然崖の上なのでまずは上り坂、そこからのアップダウンが何度もあるのでルートのまま真ん中走るのと大差なかった。 走っている最中「峠かよ!」と悲鳴をあげていたのだが、後々調べてみたら本当に峠と名のつく箇所が何箇所もあったので、図らずも正鵠を射ていた。
しかも期待していた景観は海こそ見えるが気持ちよく生い茂ってくれちゃった草木のために木の間隠れに見える微妙な具合。
それだけだったらよかったのだが、さらに路面がその草木の落ち葉が堆積してタイヤをとられそうな状態・・・だけでなく、先日の台風が原因かがけ崩れが起きてたり、ぽっこり割れちゃってたりと、ロードで走ってはいけないようなコンディション。
なんで走りはじめからこんな試練みたいなところ走らなきゃいけないんだよ! てか、実際乗り上げたり前輪滑ったりして本当に危なかったわ!
昨日は、最後の関門のように私の進行を妨げてくれた大島は最初であっても容赦なかった。 もう大島はこの先一生私の中で「ああ、あそこ。 地味につらい島だよね」という印象しかないかもしれない。
そんなこんなでペダルを漕いでいると面白そうな施設があった。
村上水軍博物館。
おそらくメイドさんがあられもない姿になっていたり熱帯低気圧な少女のイラストが展示されているのだろうと期待して入ってみたがそんなものはいっさいない、とてもまじめな村上水軍の博物館だった。 言ってる意味がわからない人はそれでいいと思います。
先に進む。
平日の午前だったのだが昨日よりもサイクリストが多かった。 見た目でガチ勢だとわかる人もいれば友達と旅行中みたいな人、親子で走っている人もいたかと思えば、明らかに遠足か修学旅行か学校のイベント中みたいな学生たちもいたから驚きであった。
それだけこの海道が一般に広く使われているのだろう。 たった一筋、道を整備するだけでこういう状況が生まれるとは・・・だとするとそれに伴い道沿いの地域に発生するようになった経済効果は年間どれだけ発生するのだろうか・・とかすぐ金のことを考え出すmutaさんは本当にゲスいなあ。
そんなこんなで、さっさと伯方島を通過して大三島に上陸。 目的地のフェリーは大三島橋から西、島の南西にある宗方港。
昨日はさっくり終わってしまった大三島だが、西に進むと登りあり下りありトンネルありの色々ありで地味に長い道だった。 コースから外れているからか途中店舗も名所もないただ海が綺麗な島の道だったよ。
写真でごまかす。
そうして自転車は、港に到着した。なんもねえ!
ここから竹原に直行するぞー・・・と思ってきたのだが、着て見て気づいた、竹原行きがない!!
どこをどう勘違いしたのてっきりここから竹原まで出ていると思っていただけに、少し困惑。 でもまあないものは仕方ない。 改めて調べてみると、ここから大崎上島を経由すればいけそうなので行き先を上島に変更。
ちなみに今までの道中で竹原に直行できる港を調べてみたら・・・あった! 今治! スタート地点かい!
「すごいなあ。 この船グーグルマップの航路通りに進むよ」とか関心しながらフェリーで大崎上島の東にある木江港に到着。 竹原行きは島の北側にある別の港から出ているので、そっちに移動。地図の感じまた島の真ん中を進む道だったので「これまた坂道かー・・」と憂いたが、実際通ってみるとそれほどきつい坂じゃなくて助かったでござる。 しかし、ひとつの港でどこへも繋がるのではなく、行き先によって港を移動しなきゃいけないなんて住民は不便していないのだろうか。 疑問だわー。
ほどなく、目的の港に到着。 見た感じフェリーはまだ到着していないので、余裕の気分で切符売り場に行ってみたら、係りの人が思いがけないことをいった。
「今の時間、フェリーないですよ」
・・・まあそうでしょうなあ。 船便なんてそう都合よくしょっちゅう出ているわけではないでしょうし・・・
「今ならとなりの港。 ××分に出ます」
・・・ハァ? となりに港があるんですか? ええっと・・時間は・・あと5分10分しかないじゃないですか!
「約2キロ」
早く言ってくれー!!!!
ダッシュで間に合わせた。
すでにフェリーが着岸していたのを見たときはどうなるかと思ったけれど、間に合ってよかった。 いやー、全然余裕ではなかったよ。 しかしなんで竹原行きの港が近くに二つあるんだろうか。 一本化したほうがいい気がするが・・。 またも疑問だわー。
2、30分と意外と長いクルージングを楽しんで、目的の竹原港に到着。
ここから、この日泊まる竹原市街は少しはなれいているので移動。 尾道は駅のすぐ近くに渡船があったけどね。 電車でフェリーに乗る人はまたバスなどを乗り継がないと大変だろうなあ。 そんなやついるのか知らないけど。
かくして竹原駅前に到着。 宿に向かってこの日の走行は終了。
走行距離はこんな感じ。 昨日に比べると全然走ってない。 ほとんど坂か船だったからなあ。
旅はまだまだ続く。
しまなみ海道サイクリングのつづき。
生口島はほぼ海沿いのコース。 横にきれいな海を感じながら走るのはやはり気持ちいい。
ここら辺ぐらいでぼちぼち他のサイクリストを見かけるようになってきた。 そういえばそろそろお昼近い。
そんなところで、おみやげ屋とジェラート屋を発見。 おみやげ屋はそのまんまこの島の特産品などを扱った小さなお店。 そのお隣にあったのがジェラート屋でなんでもここで店が開きたくてわざわざ建てたらしい。 せっかくなので立ち寄ってみた。
おみやげ屋はなんか暇そうにしていたけど、ジェラートのほうは結構有名らしく観光バスなど普通の観光客も来店していた。
この日は天気がいい・・というか良過ぎた。 おかげで丁度このときボトルホルダーのマックスコーヒーが空になってしまっていた。 先の安全のためにも水分補給をしっかり取らねばならない。 運動には先のことも見据えた自己管理が大切なんだ。 そうなんだ。
ということで、mutaさんも負けじと来店して人気メニューらしい特産のデコみかんと伯方の塩のダブルを注文。 デコみかんは柑橘系の酸味でさっぱりとした味わい。 塩のほうは軽い口どけの牛乳塩ソフト。 ちなみにこいつに限り写真は撮っていない。 すぐにダラダラと垂れだしてそれどころではなかった。 ジェラートってこんな早く溶け出すものだったのか? 味はうまかったんでまあいいんですけど。
再び自転車を走らせてしばらく。 やっぱり小腹がすいたので今度はおみやげ屋で買った特産品で休憩。
デコジュレとかいうみかんのジュレと、たこ天。
みかんは言わずもがなの特産品。 そしてどうもこの生口島はたこが特産らしく、たこ料理のお店をよく見かけた。 そんなわけでこのたこ天も名物らしい。 ちなみにたこ天といってもてんぷらではなく、たこ入りのさつま揚げみたいなもの。 そういえばさつまあげのことを○○天と呼ぶ地域があったけど、ここらへんだったのか。 じゃあ、快らk・・・。
味はまあ・・・、みかんのジュレとたこのさつまあげだねえ・・・。 それ以上言葉がないくらい想像通りの味。 まずいってわけではないです。 ごちそうさまでした。
ちなみにこの後、適当な飯屋に入ろうと思いながら走っていたが、結局入ることはなくこれが実質の昼飯となりました。
再び自転車を走らせると目の前に現れたのは隣の大三島に繋がる多々羅大橋(全長1480m・自転車有料)。
そういえば書き忘れていたけど、しまなみ海道の橋はだいたい自転車有料。 橋に設置されている料金箱にお金をポンと投げ込むシステムで金額は橋によってまちまち。 便利な回数券も売られているらしいけどmutaさんうっかり失念していて、全部現金で支払いました。
話し戻って、この多々羅大橋。 面白い特徴があって、柱(なんていうんだ?)の間で手などをたたくと音が何度も反響するそうな。 試しにおかれていた拍子木をおもいっきりたたいてみたら本当に何度も反響するから驚きだ。 かがくってすげー。
次の大三島はしまなみ海道のなかでもわりと大き目の島なのだが、橋から橋への道は割りと近い。 明日そこそこの距離を走ることになるのだが、この日は海が綺麗ですねってぐらいの印象でさっさと次の橋、大三島橋(全長328m・自転車有料)にやってきた。
この大三島橋、どうやらしまなみ海道で一番短いらしい。 大三島も短かったが渡る橋まで短いとはなあー。
とか思ってたら、次の伯方島も短かった。
気がついたら次の橋が見えるくらい短い道程で2kmあるのかないんだか。 『は!か!た!の!塩!』で唯一名前を知っている島だっただけになんの発見もないままあっさり通過してしまうことが少し残念だった。
伯方・大島大橋(全長1230m・自転車有料)を渡ってとうとう最後の島、大島へ。
これまでの島に比べると名前に特徴がないというか飾り気がないというか、実にシンプルな名前の島だが、こいつがなかなか曲者だった。
いままでの島はどこかしら海沿いを走るコースがあったのだが、ここの島だけほぼ内陸のコース。 しかも坂道。
秋の夕日はすでに落ちようとしている時間になり、mutaさんもペースが落ち気味になってきた。 そんなところに坂道(上り坂)である。 まるで最後の試練かなにかかの仕打ち。
しかも道、間違える。
あとで合流してから気がついたんだけど、これがどうやら正規ルートより傾斜がきついか長いっぽい道で、もうmutaさん「乳酸!乳酸が溜まる!乳酸とってるぅー!」と悲鳴を上げながら登っておった。
最後になんちゅうトラップしかけてくれるんだろうと、このときは思ったものだが、実はラスボスは他にいた。
最後の橋。 今治へと繋がる来島海峡大橋である。
三つの橋からなるこの橋の全長は4105m。 伯方のサイクリングロードより長い!
しかも橋の構造上中央を高くしているために若干の勾配がある。 加えて高所ゆえの風(こんなときに限って向かい風)もあるときた。 疲れが隠せなくなったmutaさんには地味に応えた。
しかし、周囲に島がなく長いこの橋は、今まで走った橋のなかで一番橋の上を自転車で走っている・海の上を自転車で走っているんだ!という感覚を味わえた。 さらに夕日に向かって走るその景色のなんと美しいことか。 疲れてはいたがその瞬間、確かに充実していた。
長い長い橋を越え、やがて自転車は四国に辿り着いた。 考えてみれば人生初の四国上陸であった。
橋からしばらく町を走って今治駅に到着。 本当に自転車で辿り着いたんだと改めて実感した。
そういえば尾道駅にあった自転車組み立て場は今治駅にもあったのだろうか。 自転車屋はあったが、それは確認していなかったなあ。
時間があったのでぐるっとまわって遠巻きに今治城を見学。 さすがに中に入って観光する気はおきなかった。
見学したら本日の宿へ向かって、本日の走行は終了した。
ちなみにこれが本日の走行結果。 だいたい9時ぐらいにスタートして5時。 公務員みたいなスケジュールだが、初心者がこの距離走るんだったらこんなもんか。 早い人は3時間ぐらいとか聞いたけど、私には無理だなあ。
以上が私のしまなみ海道サイクリングでした。
私のような初心者でも走破可能ですので、興味がある人はぜひトライしてみてください。 きっと楽しいサイクリングになると思います。 天気に恵まれていたら!
遅れましたが、旅の記録。
さて、まず前提として記しておきますが、mutaさんははっきり言って自転車初心者です。
一見して自転車乗りとわかるようなヘルメットにサングラス、ウェアーに身を包むこともなければ、ママチャリなんて相手にもならないような快速をとばしたりはしません。 というか出来ません。
今回自転車で周るのは、あくまで『島々を自転車で渡ってみたい』という願望からくるもので、心情的には『今日は天気がいいからピクニックに行こう』ぐらいの軽さだったりします。
ですので、まあそんなことやってきたんだな程度の温かい目で見てください。 オナシャス!
ということで、今回の広島旅の一日目。
場所は尾道。 ここからしまなみ海道を渡って愛媛県の今治を目指します。
尾道駅の横には自転車組み立てのためのスペースがあり、電車で来た人帰る人はここで自転車をいじってたりしました。 なんだかしまなみ海道のスタート地点であることを改めて実感させられました。 まあ、私がそれに気づいたのはあとからでして、普通に駅前で組み立ててしまいましたがね。
ちなみに写真右上のお城は尾道城というただの城型の展望台で、しかも使用されていない廃墟らしいっす。
そういえば、今回使う自転車をなんやかんやで紹介していなかったので、パパッと紹介。
使用したのはDAHON のVisc.P20という折りたたみ自転車。 折りたたみなのは元々自転車旅ではなく、電車で行った先で使える自転車を考えていたため。 今回はそれに急遽用意したTOPEAK スーパーツーリストDX チューブラーラックなるリアキャリアとキャリアバックを引っ付けて旅仕様にしました。
さらに事情により出発の30分ぐらい前になってからあわてて準備をしてパンパンに膨れてしまった荷物のせいで、結構ケツが重くなってしまい、結果ただでさえバランスの悪いミニベロがさらにバランスが悪くなってしまったという有様。 これが後々に響くのですが、それはまた別のお話。
さて、しまなみ海道、尾道側から最初に架かる橋は、新尾道大橋(全長546m)、又はその隣の尾道大橋(全長346m)・・・・と、いいたいところだが、こちらの橋はなんやかんやで自転車の通行はご遠慮願われているため、最初は渡船で最初の島、向島に渡ります。
渡船はいくつかあるみたいですが、mutaさんが使ったのはこちらの渡船。 この面に覚えがある人もいるでしょうがそれもまた別のお話。
車も乗れる船なので、自転車も楽々乗れました。 写真は向島に渡ってから尾道を振り返ったところ。 島といっても名前の通り向こうの島。 こんなにも尾道が近い。 さあ、がんばって今治を目指すぞ!
しまなみ海道はサイクリングロードとなっているので、各所に休憩所のほか関連施設があり、経路となる道路には側道の白いラインの横に水色のラインが敷かれている。 わざわざ地図を見なくてこのラインに沿って走れば迷わず街道を走行できるというわけだ。 迷ったけど!
船をおりてからその水色のラインがある本線を目指して走る。 程なく本線に合流。 ここからしばらく町の中を走る。 そんなかんじで商店だの住宅だのと千葉の田舎を走っているのとさほどかわらない風景ばかりだったので、ここが小さな島のなかだという感覚がいきなりなくなってきていたが、しばらくすると海沿いの道に出て、改めて瀬戸内海にいることが実感できた。 そうか。 島だからといって同じ日本なら町の雰囲気は変わんないよなあ。
この日は晴天に恵まれた。 お日様の暖かさと水面で反射する光を横に走るのは気持ちよかった。 それはまるでついつい写真で記録するのを忘れてしまうくらい気持ちいいサイクリングだった。 この間の写真がないのはそういうことにしておこう。 そういうことにしておこう。
こうしてペダルをこいでいると次の橋にやってきた。
あれが、隣の因島に架かる橋。 因島大橋(全長1270m・自転車有料)だ。 ここから初めて念願の自転車で橋を渡ることが出来る。
橋は高所にあるため坂道を登り、入り口へ。 さすがの平日、しかも朝。 すれ違う人が誰もいない。
この橋は、しまなみ海道のなかで唯一車道の下に歩行者・二輪車の道路がある二階建て構造。 おかげで、景色は柵越しだったが、それでも横を見れば海のうえ。 海の上を走る感動に思わず笑みがこぼれてしまった。 こんなことがまだまだ続くんだなあ。
さて橋に行くために坂道を登るのであれば、当然橋を渡ったら下り道だ。 前述の通り平日の朝、誰もすれ違わない。 加えて単純な直線ではなく傾斜にそって作られた坂道は二輪車が走行することを考えてしっかりと舗装されていた。
そんな道を自転車で一気に下っていくのが楽しくないわけがない。
ちゃんと対向車や歩行者に注意して速度は抑えるところで抑え、走行する場所も気遣って下っていたが、それでもなにこれ超楽しい状態。 峠を攻める車ってこんな感じ? 結果として誰も来なかったが、それがわかっていたら抑えず下ってみたくなるくらい因島側の坂は楽しい下り道だった。 これまた結果論で主観だがしまなみ海道の橋のなかでは、ここの下りが一番楽しかった。 真似されても困るし、十分注意して走ってもらわないと困りますが。
そういえば、走るばかりで今のところ観光名所を巡ったりと旅らしいことをしていない。 ご都合なことに因島には観光名所っぽいところがあるので、しまなみ海道を一時外れてそちらに行ってみることにした。
そちらはどちら?
こちら。
Sai・・・。
ここ因島はあの『ヒカルの碁』でおなじみの本因坊秀策 藤原佐為・・・のモデルとなった本因坊秀策が生まれた場所だったそうな。 その関係でここには本因坊秀策囲碁記念館(漢字多!)があるそうなので、ヒカルの碁にちなんだなにかが展示されていないか確認がてらちょっくらやってきた。
しかし、中は至って真面目な記念館だった。 そりゃそうだ。
ヒカ碁成分といったら、本棚に単行本が並んでいるぐらいで、イラストが飾ってあるとかサインがあったとかそういうことはなかった。
まあいってもmutaさんあまりヒカ碁知らないんだけどね。 漫画もネット碁やり始めから名人っぽい人とネット碁打つぞ!ってところまでしか読んだことないし。
ちなみに敷地内に本因坊秀策の生家も再現されていた。
台所はIH。
ネタが撮れたのでしまなみ海道に戻る。 この後遠巻きに水軍城なるところを見てきたが割愛。
本線に戻りしばらく、再び海沿いの道に出た。 気持ちよく走っていると目の前に次の橋が見えてきた。
奴の名は生口橋(全長790m・自転車有料)! 次の島、生口島へと繋がる橋だ!
・・・予想以上に長くなってきたので、今回はここまで!
次回、ジェラートおいしかった編!
どうしようもなくオタク。
たぶん一生オタク。
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