自転車が欲しい。
実は、我が家には使える自転車が、ママチャリ一台しかなかった。
その他にも自転車を所有はしていたが、邪魔という理由から数年前にまとめて破棄されていた。 それから今までママチャリ一台状態が続いているらしい。
仕事をしていたときは休日になっても自転車に乗ることはなく、惰眠と一週間の録画消化の引きこもり体勢で翌週の仕事に備えていたため、その事実に気がつかないでいたが、自由の身になってからというもの、そこらへんに出かけるために、ちょくちょく自転車を利用することが増えてきたおかげとで、今更ながら気がついた。
ママチャリが悪いわけではないが、他の家族も利用するので、自転車で移動するような用事が重なると、誰かが利用できなくなる。 なので、やっぱり、自分専用の自転車があったほうがいいのではないかと、このところ思うようになってきた。
そんなわけで、池袋に出たついでに、都内某所にある実兄推薦の自転車屋に自転車を見に行った。
ちなみに、欲しい自転車候補は二つ。
一つは、折り畳み自転車。
何を思ったか、ある日のこと。 実母が「旅行先にもっていくように車に積める折り畳み自転車が欲しいわ~」と、どこまで真剣かさっぱりわからない発言をした。 しかし、車での旅行なんて3年に1度あるかないかの出来事だということは経験則から容易に想像できたので、『折り畳み機能・携帯性重視』ではなく、『普通の自転車と引けをとらない乗り易さ・でも折り畳む事も出来る』といった感じの自転車があればことが足りると勝手に結論付けた。 それに、そういう自転車が1台あれば、万が一にも車で出かけることがあっても、事は足りるはずだろう。
もう一つは、マウンテンバイク。
単純に今まで乗っていたのがこれだからというだけなのだが、慣れ親しんだ自転車を選ぶのも良案だと思う。
それに、くどい様だが、車での旅行なんて3年に1度あるかないかの出来事。 万が一のそのときしか用がないのなら、別になくても問題ないだろう。
それに千葉みたいな田舎の道は道路環境が悪いから、マウンテンバイクのほうが安心して走れるからね。
そういう方向性のもと、自転車を探す。
探すったら、探す。
………………。
………。
Oh…
ブラザー…。
どれも、とてもいいお値段だよ。
自転車のことについては、詳しくはわかりませんが、どうやら、間違った店を紹介された気がする。
例えるなら、「腹減ったんだけど近くに飯屋ない?」っていった大学生に、ソフトドリンク1杯で500円取るような店を紹介するような感じに間違われたような気がする。
そんな残念な気持ちでいたとき、店頭にあった1台の自転車に目がとまった。
個性的ともいえるそのデザイン。 その自転車にどうにも心惹かれるものがあった。
この気持ち…、どまんなか!? 違った、ひとめぼれ!?
気に入ったのなら、即決するのが男らしいものだが、「しかし、この自転車は、アレだからなあ…。 う~ん…」と、どうにも決められない。 他の自転車も参考にしたり、パーツを見たりしながら、挙動不審にも約一時間も店内をグルグル回って行くか引くかを考えていたが、このままでは何も決められないままなので、意を決してその自転車を見せてもらうことにした。
店員さんにお願いして近くで見せてもらうと、ますます素敵な自転車に見えた。 快く見せてくれた店員さんの説明をや、車体重量も詳しい知識はないけど、私には申し分ない感じに思えた。
そう思ったからこそ、もうその自転車の購入を決めた。
それは英断か無謀かわからない。
折り畳み自転車か。
マウンテンバイクか。
考え迷ったあげくの、
ピストバイクだった。
(またかの、つづく)
『先日のこと その1』のつづき。
映画が終わったが、時間的にはまだ午前。 一日はまだまだ終わらない。
せっかく滅多に行かない池袋までやって来たので、どこかに寄りたい気持ちはあるのだが、滅多に行かないだけあって、何があるのかもわからなければ地理も全然わからない。
私の中にある池袋の知識といえば、『東が西武で 西、東武』か、『みずしな先生のホームグラウンド』という極めてどうでもいいことしかない。
さて、どうしたものかと文字通り路頭をさまよっていると、別の映画館の前にやってきた。
そこで、ティンとひらめく。
(別に池袋じゃなくても出来るけど)まだ午前中だし、もう一本映画を観て帰ろう、と。
そんなわけで、続けて観たのも、今話題のアニメ映画…、ではなく。 ある意味話題の犬映画『HACHI ~約束の犬~』。 改めてみると恥ずかしい副題だ いったい誰が考えたんだよ!な、この映画を選んだ理由は、CMで観た子犬がかわいかったから、というだけ。
思い立ったが吉日。 早速チケットを購入して観てみると、やっぱり、子犬ハチが、げに愛らしい。 その気持ちを抑えきれず、思わずほっこりとした笑顔のまま映画を観続けてしまった。 きっと傍からみたら、げに気持ち悪い光景だっただろう。
しかし、原作がハチ公だけに、いつまでも笑顔のままではいられなかった。
洋画版『Shall We ダンス?』と、この『HACHI』のせいで、私の中ではすっかり『日本のリメイク俳優』の位置づけになってしまったハチの飼い主役のリチャード・G(こうするとグレートって意味みたい)がいなくなってからは、映画も場内もどんよりと暗くなり、笑顔になることはなく、どこまでもテンションが降下していった。
映画のラスト近くになると場内にすんすんすーんと、すすり泣く声も聞こえ始めた。
天邪鬼な私も私で、ハチの献身的姿と悲劇的な運命に感動するあまり、思わず目頭が熱くなってしまったという言葉を文字って、江頭が熱くなってきてしまった、なんて言葉を想像して、揺れる心を抑えていた。
天邪鬼故に。 しかし、歳をとってから動物ものに弱くなったなあ…。
こうして、場内を感動で包み込んだまま、アメリカハチ公、略して『アメ公』は閉演した。
まあ、やっぱり、アメリカナイズなところは多々みられたが、概ね原作に忠実な作品でした。 しかし、それが没個性になっているような気がしなくもないと、いっぱしの評論家っぽく感想を述べてみる。 だけどやっぱり、かわいそうな動物をみると憐憫な気持ちは隠せず、思わず目頭…、もとい、江頭が熱くなってしまうなあ。 天邪鬼故に。
アメ公を観終わって外に出てみると、時刻は午後になっていた。
随分と時間をかけてしまったと思いながら、本日、都内にやってきたもうひとつの目的の為に池袋を後にした。
(長ったらしくなった・なりそうなので、まさかのつづく)
それはもう馬鹿の一つ覚えのように。
しかし、おかげでどんな映画なのか気になって夜も眠れず昼寝する毎日だったので、思い切って観ることにしました。
映画を観るにあたり上映中の映画館を調べてみたら、宣伝のわりには、2館だけ。 しかも、関東近辺は池袋の映画館で朝9時とと夜9時の2回だけという田舎のバスの時刻表並みか、それ以下のスケジュール。 唯一の救いは毎日開館しているところだが、過剰なまでのあのCMを考えると採算がとれているのかいささか心配なところだなあ。
話がそれた。
自宅からの移動時間を考えると朝の回が無難なので、そちらのほうを観ることにしました。
そんなわけで、一昨日。 通勤・通学の皆様と一緒に電車に揺られて、池袋へといってきました。
実は現在のところ片手で数えるくらいにした来たことがなかったので。 迷わないかなーと少々不安だったけど、迷うことなく映画館にたどり着けました。
窓口でチケットを買って、劇場に入るとパリーグの屋外ナイターも顔負けに空席が目立つ。 いくら平日の朝でも、あのCMの力のかけ方なら、それなりに人が入っているだろうと予想していただけに、ちょっとビックリ。 いや、むしろこの空席がこれから上映されるアニメの評価を代弁しているようで、頼んでもいないのに不安が募る。
そんな不安はいざ知らず、映画は定刻どおり上映された。
…………。
…………。
…………。
…………。
上映終了。
うむ。
まあ。
なんだ。
正直な感想を述べると、
ヒロインの声が千石撫子と一緒なので、先日のなでこスネークの某シーンが脳内リピートされ…。 おっと、失敬。 これは感想ではなく暴走だった。
でも偽りではない。
さて、若干まじめに戻って感想を述べると、正直思ったことは、若干ストーリーの厚さが物足りない。
出来れば、もう少し長尺か、現在公開中の某新劇場版のように何部かに分けた形でやってくれれば、十分満足できる面白さなんだろうが、この映画単発だと、30分のテレビアニメの第1話を観たような感じがしてならない。 まあ、実際30分の映画なのだが。
続編、もしくは、そのままTVアニメになるのを期待したいなあ。
(長ったらしくなりそうなので、続きは後ほど。)
ありがとう…。
(魂の ステージが 上がった)
(人として 何かが 下がった)
どうしようもなくオタク。
たぶん一生オタク。
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