記憶があやふやになってきているので、パンフレットをみながら書いているのだけど、そこに載っているたこ焼きの写真を見ていると無性にたこ焼きが食べたくなる衝動に駆られるのはどうしたものかと思う、どうもmutaです。
これも二週間経った今だからこそ出てくる気持ちなんだろうなあ…。
前回のあらすじ。
お台場たこ焼きミュージアムにやってきたmutaさん。
全店一品を目標にして、なんだかんだで2軒目終了。
そんでもって続いては3軒目『たこ焼 十八番』さん。
注文したのは『おはこ(12個入り)』。 三種類のたこ焼きが4個ずつ入ったお得なセット。
早速一口いただいた瞬間、mutaさんに衝撃が走った!
その外の生地。 2軒目の『会津屋』さんのしっかりと焼いたあの生地のよりもカリカリとしていながらも、まるで新雪を歩くようなサクサクと気持ちいい食感! それでいて中は1軒目の『くくる』さんのように出汁のきいたトロトロとした生地! その相反する二つが口の中で奏でるは、まさにたこ焼きの二重奏やー!
うまかー!
それにしても不思議な感覚だ。 外をしっかり焼けば中に火が入ってしまうというのにいったいどうやったらこんなたこ焼きが作れるのだろうか…。 やはり、料理の道は奥が深いのだろう。 mutaさんなんぞが知らない技術や秘伝の調合がこのたこ焼きを実現させているに違いない!
と思ってたら、表面を天かすと一緒に焼いてあるだけでした。
…いや、それにしたって、天かすも生地の水分や油を吸い取って焼いているうちにやわらかくなるんじゃなかろうか? だとしたら、ただ焼くだけでは出来ない何かがあるに違いない!
と思ってたら、「すばやい返しが生む天かすのサクサク感!」とパンフレットに書かれていました。
……なるほど、そういうのもあるのか。 ひとつ勉強になった。
さて、続いては4軒目なのですが、さすがに3軒ハシゴを続けると若干お腹も苦しく、素直に4軒目へと踏み出せない。 改めて考えてみればこれまでに食べたたこ焼きの数は合計30個。 それだけ食べていればさすがに苦しくなるわなあ。
そこでたこ焼き全店制覇は一旦お休み。 しばらく動いてお腹に余裕をつくってから、4軒目に挑戦してみることしました。
とりあえず、特別やることもないので会場の隣にあるゲーセン的なスペースをぶらぶらしてみることに。
このゲーセン(?)のコンセプトなのか装飾からゲームまで「懐かしい」といいたくなるような古いゲームが並んでいて、思わず童心に返ってしまいそうになりました。 まあ、普段も十分童心なんですが。
その中になつかしのピンボールを発見。
久々にやってみるかーと、百円を投入してゲームスタート。
わくわくしながら勢いよく玉を打ち出すと、上に打たれた球はやがて弾かれながら重力に従い下へ下へと落ちていき、ハネの当たらないど真ん中を通って一直線にポストの中に落ちていった。
………
…あれ?
………
……たこ焼きに戻ろう…。
超エキサイティィィィングッ!!!! したところで4軒目は『たこ焼工房 Sea & Sun』さん。
ここではなにを頂くべきか?
やはり今までのようにお店の色々な味が楽しめるセット的なたこ焼きを選ぶのがいいだろうが、こちらのお店のセットは塩ガーリックや明太マヨなどいった変り種などを含む4種類が4つずつ入った『4種盛り(16個入り)』のみ。
重ねて言うが4軒目である。
さすがにキツイ。
あとにもう1軒控えていることを考えると少し動いた程度ではどうしようもない量である。
引くべきか。
進むべきか。
迷った結果、mutaさんは無謀にも進んだ。
注文して商品を受け取ると、四角い器を埋めるのは確かに16個のたこ焼きだった。
しかも表面に油が照りが見られるんですが…。
16個か……へヴィだぜ…。
しかし、進むことを選んだのはmutaさん。 意を決して一口食べてみると、またもビックリ!
うまい! だけではない。 これらたこ焼きでありながら、けしてしつこくなく、むしろあっさりとした口当たり。 こんなあっさりしたたこ焼きは食べたことがない!
特にガーリック塩。 あっさりとした味わいのなかの強調しないシンプルな塩気が実にうまい! いや、とってもおいしいです(ニコッ)。
こんな状態じゃなければ本当に何個でもパクつけるたこ焼きでした。
さてさて、16個の次はいよいよ最後の5軒目だ。
5軒目は『天王寺アベノタコヤキ やまちゃん』だ。
『やまちゃん』といえば、某有名声優か手羽先で有名な名古屋発のあの店を思い出すがこれは別の『やまちゃん』だろう。 どうでもいい話だが。
何を食べるかとまた考えるとやはりセットもの。 しかしそうなると、こちらも先ほど同様の4種盛り(16個入り)になってしまう。 また16個か!
正直こちらもすでに限界に近い。 そこに16個ともなるともはや無謀だ。 テスト機のザクにボールで立ち向かうくらい無謀だ。 「なんて無謀な…」だ。
しかし、ここで下がったら今までやってきたことはなんだったのだろうか…。
いや、ただのたこ焼きバカ食いだが。 しかし、そのときのmutaさんには既にそんな冷静な判断をするほどの余裕などなかった。 むしろランナーズハイだったのだ!
といわけで、最後に頼んだのは16個入りの『4種盛り』。
だがこのときから悲劇が始まった。
注文したとき店員さんから恐ろしい言葉が発せられた!
「今、焼いておりますのでしばらく、おまちくださーい」
そのときmutaさんに再度電撃が走る!
【焼いている】そう、それはつまり【出来たて】。
そして【出来たて】は【アツアツ】である。
おわかりだろうか?
そう!
mutaさんは『猫舌』なのである!
ゆえに【アツアツ】のものが食べられない。
今まではなんとかそこそこの温度になったたこ焼きだったから問題なく来れただけなのだ!
「なんでいまさら!」とか「なぜ食べてるし!」などの意見もありそうだが、猫舌でもたこ焼きが好きなんだから仕方ないのだ! 某キャラ風にいうと「それでも!食べたいたこ焼きがあるんだ!」ってことなんだ! フリーダムなデスティニーなんだ!
ここにきて腹以外の障害がこようとは…。
しかし、頼んだからには完食しなければなるまい。 それが食材と携わった全ての人に対する礼儀だ。
しばらくして、店員さんから見るからに熱そうな16個の溶岩石が渡された。
ええい、ままよ!
勢いよく口に入れた瞬間、またまたmutaさんに電撃が!
熱い!
熱い! アツアツで熱い! たぶん出汁とかなんとかでうまいんだろうけど、熱くて味が全然わからない!!
予想以上にアツアツの生地な上にトロトロとしたアツアツの中身が溶け出して口内をさらに刺激する!
だが、食べねば終わらない。 熱いし苦しいし大変だけどがんばるしかない。 うおん! 俺は人間火力発電所! 口の中は溶鉱炉!
そんな感じでもはや我慢大会のようにたこ焼きを食べ、無事完食することは出来るには出来たのですが、お腹はパンパンだし結局熱くて味がよくわかりませんでした。 まあおいしかったんでしょう。
などと、最後だけ割と勢いで書いているのは、いちお今回ブログのことも考えて食べたときの感想をメモっていたのですが、後半に行くにつ入れてメモする余裕なく文量が少なくなり、5軒目にはまさかのなにもメモらない、むしろメモれない状態になってしまいました。
じゃあ記憶のほうはどうかというと、これまた後半にいくにつれて記憶があやふやになっているので、今回、断片的な記憶を勢いにのせてお送りした次第なのです。 はい。
まあ、なんだかんだで目標の全店制覇を終えたmutaさん。
食べたたこ焼きの数は6 + 12 + 12 + 16 + 16で合計62個。 もちろん今まで一度に食べたことのない数なのはいうまでもありません。
お昼ごろから入り大体二時間ぐらいで終わったこの話。 そのあと都内、具体的には秋葉をぷらぷら歩いてから上野まで歩いてそこから家に帰りましたが、膨れた腹はそれだけでは収まらず、結局、晩飯なしでこの日を終えました。 いあ、本当沢山のたこ焼きを食べたんだね。
食べすぎには注意しよう。 というのが今回の教訓かもしれない。
どうしようもなくオタク。
たぶん一生オタク。
Powered by "Samurai Factory"