(映画に行った話の続き)
今回はさっさと映画について、話そうと思います。
前回の前半部でもいいましたが、この度鑑賞してきたのは人気漫画『カイジ』を映画化した『カイジ 人生逆転ゲーム』。 自堕落な生活を送っていた主人公カイジ(開司)君が命がけのギャンブルで一山当てたり当てなかったりするお話です。
原作漫画が結構狂気に満ちた内容なので、映画化の話を聞いたときはあの独特過ぎる世界観を映倫の許容内で再現できるか正直いって不安でした。
さらに人間のクズのカイジ君役が二枚目俳優でお馴染みの藤原竜也さんと知ったときなどは、原作の黒さを無視した小奇麗な内容に改変されてしまったのではないかと落胆したものです。 二枚目を起用するならせめて要潤さんにしてほしかったと切に願ったものです。 ええ、アゴの形で。
ところがドッコイ。
実際映画を観てビックリ。
劇中の藤原さんは、容姿こそ藤原さんのままではありましたが、中身は人間のクズそのもの! 見事にクズを演じられておりました。 役に入れば化けることができる役者の凄さを十二分に教えられた感じです。
藤原さん。
私が間違っていました。
あなたは人間のクズがピッタリですよ!
あ。 あと、嗚咽まじりのセリフを言ったときの声が、たまに次長課長の河本さんに似てますね。
さて、 主演男優の迫真の演技への賛辞はここまでにして、あくまで私個人が受けた映画自体の感想を述べますと、全体的に良い作品でした。
少々駆け足で進んでいたような感やクライマックスの溜めが少々長いような気もしましたが、そういう細かい所を気にしないで観れば、十分娯楽映画として楽しめる一本かと思いました。
微妙に原作とは異なるというか混ざっているストーリーでしたので、原作をご存知の方も原作との符合点を見つけながら観ると面白いかもしれません。
この映画はあの映画とは違い、観て良かった映画です。
あくまで、個人的な見解ですが。
さて、余談ですが。
鑑賞後、映画館を出て駅までの道(といっても歩いて1分もかからない)を歩いていると目の前に空になにかが飛んでおりました。
目を向けてみるとそれは個体ではなく群集。 しかも、空を多い尽くさんばかりの大群。
そんなやつらが暮れて薄暗くなった町に飛来しているもんだから驚きのあまり思わず「パ、パンツだ!」と口走ってしまいましたが、よーく見てみると飛んでいるのはパンツではなく、小鳥の群れでした。
まあ、普通といえば普通のオチですが、それにしたって今まで見たことがない数だった。
あれはこの町では珍しくない群れ方なのか。 それとも、超常現象の前触れなのでしょうか。 MMR出動か?
> 定あき さん
> あの作品はつぐみが一番可愛い
> それだけが真実
定あきさんもいいこと言った!
どうしようもなくオタク。
たぶん一生オタク。
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